1 参考書



「天まで昇れ、火竜と水龍」

マンガだからすぐわかる!
――五竜陣のはじまりとルール

佐野友紀 作

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「10分間でわかる五竜陣」

たった10分でルールを理解!
――オリジナル「盤上対戦ルール」

五竜陣友の会 編

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「五竜陣の戦術」

無限の組み合わせ、果てしなき陣形
──それが五竜陣の戦術!

桑原正人 著

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2 「五竜陣」の来歴



五竜陣誕生の背景

五竜陣は、ある一人の人生の中で、静かに、しかし必然的に生まれたゲームである。

作者・内橋俊浩は、富山県宇奈月町に生まれた。
黒部川の流れと五竜岳を望むこの地の風景は、後に、「五竜陣」に登場する竜の世界観の原風景となった。

若き日、防衛大学校で論理的思考の基礎を身につけた後、海上自衛隊に入隊。
潜水艦乗組員として長く勤務し、やがて艦長として艦を率いる立場に就いた。
そこでは、限られた情報と空間の中で、全体を見渡し、最善の一手を選び続ける思考が常に求められた。

しかし、人生の転機は突然訪れる。
心筋梗塞による長期入院――身体の自由を奪われ、ひとり病室で過ごす時間の中、その苦痛から逃れるため、作者は無意識のうちに「考える遊び」を始めていた。

目に入るのは、病室の天井のみ――天井のタイルを、頭の中で組み合わせる。
つなぎ、曲げ、配置を変え、全体の形を想像する。
その単純な思考の反復が、やがて「コマをつなぎ、陣を組む」という発想へと変わっていった。
こうして生まれたのが、ペントミノを使った陣形構築型戦略ボードゲーム「五竜陣」である。

五竜陣では、五匹の竜がそれぞれ陣形を組み、相手陣へと進攻する。
単に前へ進むだけでは勝てない。
守り、妨害し、進出――そして決断の一手を見極めなければならない。
それは、潜水艦という閉ざされた世界で培われた戦略と戦術、そして冷静な判断の積み重ねそのものだった。

平成8年、防衛庁退職後、構想は形となり、五竜陣はボードゲームとして完成する。
翌年にグッドトイに認定された五竜陣は、東京おもちゃショーを通じて多くの人の手に渡った。

時代の流れの中で製造は止まったが、五竜陣は消えなかった。
30年の時を経て、通信対戦盤、そして現在のデジタル展開へと姿を変え、
今もなお、人と人を向き合わせる「思考の場」として生き続けている。

五竜陣は、勝敗を競うだけのゲームではない。
世代を越え、言葉を越え、人と人が静かに向き合い、共に考え、絆を育むためのツールなのである。

それは、ひとり向き合う病室の天井から始まった――。



作者の略歴

1942年
富山県宇奈月町に生まれる
―― 黒部川と五竜岳の風景が五竜陣の原風景となる

1960年代
防衛大学校で電気工学を学び、海上自衛隊へ

1970〜80年代
潜水艦勤務・艦長の経験を通じ、戦術・戦略的思考を体得

1987年
心筋梗塞による長期入院
―― 天井のタイルを組み合わせる思考が五竜陣発想の原点に

1996年
防衛庁退職
五竜陣をアブストラクト・ボードゲームとして完成

1997年
グッドトイに認定
東京おもちゃショーに出展、全国に展開

2000〜20年代
五竜陣の普及活動休止

2026年〜
五竜陣の普及活動再開
通信対戦盤・デジタル展開へ継承
オンライン対戦盤の開発に着手

五竜陣は、まだ完成された作品ではありません。
しかし、火竜と水竜の物語は、すでに盤上に息づいています。
これからも改良を重ねながら、多くの方とともに歩みを続けてまいります。


制作協力
・本ホームページは、ワードプレススクール横浜教室様のご指導のもと制作いたしました。
・ローカルプレイ盤およびオンライン対戦盤は、N Code Labo様のご指導を賜り、開発を進めております。